海外通販

欧米の規模の大きな通販サイトの場合、安全性・信頼性の度合いは国内通販サイトと、ほぼ同等です。

海外からの発送の場合商品が長距離を移動するので通販サイト自体の信頼性などとは関係なく必然的に商品の紛失や破損の危険性が高くなってしまうということはあります。

それでも欧米→日本の場合は紛失・盗難・破損などの輸送中のトラブルは
滅多にありません。また欧米の規模の大きな通販サイトの場合代金を振り込んだのに商品を送ってこないという詐欺のようなことはまずありませんし不良品が届いた場合の返品・交換にもちゃんと対応してくれます。

そのあたりは、大変安心です。一方中国などのアジア圏の通販サイトの場合はかなり不安があります。

代金を振り込んだのに商品を送ってこなかったり・・・
全然違う商品や不良品を送ってきたり・・・

そして、それに対してクレームをつけても色々とはぐらかしてまともに対応してくれなかったりします。もちろん中には信頼できるショップもありますがアジア圏の通販サイトを利用する場合には安全性・信頼性に関する事前の情報収集と「ある程度の覚悟」が必要になってきます。

 

「海外の顧客に商品を売る」と言うと何だかものすごく大変なことのように思えますが実際にはそれほど大変なことではありません。輸出入に関する法律などが気になるところですが一般的なCDや雑貨などを個人に販売する程度なら面倒な手続きは、ほとんど必要ありません。ですから意外と多くのショップ(あるいは個人)が日本を含む海外へ商品を発送してくれます。商品の発送方法や送料について書かれているページに海外発送の可否が書かれていることが多いのでチェックしてみましょう。なお品物によって海外発送できるものとできないものが分かれているショップもあるので注意が必要です。

 

海外通販サイトを利用するにあたって一番気になるのは外国語ではないでしょうか。

まず、結論から言えば外国語が堪能である必要はありません。知識がまったくのゼロだと少し厳しいかもしれませんが1年程度の学習経験があれば
海外通販サイトは利用できます。もちろん遠い昔に、学校で嫌々習った英語や第二外国語でも問題ありません。というのもショッピングカートを使用するタイプの通販サイトなら商品注文時に特別な交渉をする必要はありません。つまり、外国語で「作文」をする必要はなくサイトに書いてある文章を理解することができればOKなのです。

学校でのリーディングの試験と違ってインターネットの翻訳サイトや辞書が使い放題なのでそれらを活用すれば外国語の読解は意外と簡単です。

もちろん翻訳サイトの精度は完璧ではなく辞書にも複数の意味が載っていたりするのでそういった判断をする際に「1年程度の学習経験」が必要なのです。

ただし、万が一トラブルが起こった場合には外国語で文章を作って相手と連絡を取り合う必要が出てきますのでその覚悟は必要ですが、メールでのやり取りならじっくりと時間をかけて文章を作ることが可能ですのでよっぽど話がこじれない限り何とかなります!

また、英語などのメジャーな言語の場合はインターネットにやり取りの文例が載っていますし掲示板などで他の人にアドバイスを求めることも可能です。ちなみに「輸入代行業者」を利用すればまったく知識がない言語の海外通販サイトからも商品を購入することができます。

 

海外から発送された商品がどのくらいで手元に届くかについでですが数百グラム~数キロ程度の郵便物を一般的な航空便で発送した場合以下の日数がかかります。

・アメリカから:5日~10日程度

・イギリスから:1週間程度

・ドイツから:5日程度

・フランスから:1週間~10日程度

・イタリアから:1週間~10日程度

・中国、香港から:1週間程度

・韓国から:5日程度

・オーストラリアから:1週間程度

EMS(国際スピード郵便)という発送方法の場合一般的な航空便よりも
送料が高くなりますが2~3日という短期間で郵便物を受け取ることが可能になります。

一方、SAL(エコノミー航空便)の場合は商品到着まで2~3週間ほど
時間がかかってしまいますが一般的な航空便よりも送料を節約することができます。(地域によってはSAL便などの取り扱いが無い所もあります)

 

クレジットカードや「PayPal(ペイパル)」というオンライン決済サービスを利用すれば外国の銀行口座や、外貨を持っていなくても代金の支払いをすることが可能です。つまり私たちは日本円で代金を支払うことできショップはその国の通貨で代金を受け取ることができるのです。

これらの支払い方法なら手数料は数百円程度に抑えることができるので国内通販とほぼ同じ感覚で利用することができます。他にもお近くの郵便局で「国際郵便為替」を購入しそれをショップに郵送するという方法もあります。私たちは「国際郵便為替」を日本円で購入しますがそれを受け取ったショップは現地の郵便局などで「国際郵便為替」を現地通貨に交換することができるのです。ただし、国際郵便為替の手数料は1件につき2500円(米国宛は2000円)です。これは高い!と思われるかもしれませんが日本の銀行や郵便局の口座から海外の銀行口座へお金を送金しようとすると5000円以上というとんでもなく高額な振込手数料がかかってしまうのでそれを考えると国際郵便為替は、まだ安価なほうなんです。(現在ではもっと安価に海外送金が出来るようになりましたが・・・)

 

「海外から商品を送ってもらう」と言うととんでもなく高額な送料や手数料がかかると思っている方もいらっしゃいますが実際は、そうでもありません。もちろん、国内通販サイトを利用した場合に比べると費用はかかりますが。それでもCDや雑貨などの小型商品の場合は送料・手数料合わせて2000円くらいの範囲内で商品を購入することが可能です。

また、規模の大きな通販サイトの場合送料や手数料に関しての明確なルールが決まっているので用途が不明瞭なお金を請求される心配はありません。

海外通販サイトで商品を購入する際には商品代金以外に以下のような費用がかかります。

 

【送料】

CDや雑貨などの小型商品の場合はそれほどびっくりするような送料はかかりません。一般的な航空便の場合ヨーロッパのような遠方からでも1500円~2000円弱くらいで済みます。発送方法次第ではもう少し節約できますしアジア圏などの近場からの発送なら1000円を切ることも可能です。ただし、家具などの大型商品の場合にはかなり高額の送料がかかる場合がありますので注意が必要です。

 

【代金支払いの際の手数料】

代金の支払い方法によっては振込手数料や決済手数料がかかることがあります。

 

【関税】

品物によっては日本に輸入する際に関税がかかる可能性があります。普通、それほど高額にはなりませんが結構いろいろなものに関税がかけられています。

 

【梱包手数料】

あまり見かけませんが通販サイトによっては梱包手数料などの名目で数百円程度の手数料を取っている場合があります。

 

【海外発送の手数料】

海外へ商品を発送するにはやはり、それなりの手間がかかりますので通販サイトによっては特別に手数料を取っている場合があります。